この反町の歌がメガバンク時代はずっと頭の中で流れていました笑
こんにちは、コンテンツプロデューサーの成島です。
言いたいことを言えない状態ってストレスですよね。そのストレスをなくすために“戦略”が必要だと思います。その戦略の大きなところが、ビジネスモデルの選定ですね。
今のあなたが経営者じゃなかったとしても、「勤務先から給料をもらう」というビジネスモデルを自分の人生を経営する経営者として選択しているわけです。
なので、ぜひこのブログ記事で書く芸能人たちの話を他人事ではなく、当事者意識を持って読んでいただければと思います。
ローラとテイラー・スウィフトから考えるタレントの政治的発言
以前、タレントのローラがInstagramで「米軍基地の辺野古移設反対」の署名を呼びかけた「政治的発言」が波紋を呼びました。
ローラといえば、たくさんのCMに出ているのでその周辺企業がザワつきました。ローラの発言当初は問題視されるかと思われましたが、意外とどのスポンサー企業も「問題なし」というスタンスのようです。
タレントの政治的発言といえば、2018年11月にテイラー・スウィフトの「反トランプ」発言が話題になりました。アメリカのタレントの方が、自由に政治的発言をする傾向にありましたが、テイラー・スウィフトはトランプ支持の州出身なのに反トランプ発言をしたことから大きな話題になりました。
あと、トランプ大統領がテイラー・スウィフトのファンだったのが、マスコミにネタにされやすい構造でもあったと思います(笑
ベッキーと川谷絵音の不倫問題から考えるタレントビジネスモデル
タレントのビジネスモデルという観点を話すにはベッキーと川谷絵音の話も必要です。
ご存知、不倫問題なわけですが、ベッキーが活動停止レベルのダメージを受けたのに対し、川谷絵音のダメージはそんなになかったです。
これは、ベッキーがCM出演料という形でスポンサー企業に「イメージアップ」という価値を提供している対価としてお金をもらっているからです。不倫が「イメージアップ」という価値と矛盾するため、CM契約は一気になくなり、ベッキーの仕事は消えていきました。。。
一方で、川谷絵音はアーティストです。お金はスポンサーではなく、ファンから直接もらっています。つまり、ダイレクト課金ですね。もともとバンドマンって女性関係にだらしないイメージがありますから不倫問題ではそんなにイメージダウンしません。不倫しようが、アーティストとしての活動が素晴らしければファンはお金を払うわけです。
このように、言いたいことを言いたかったら、ダイレクト課金の方が自由が手に入りますね。少なくとも、自己責任の上での自由が手に入ります。
キングコング西野亮廣がグルメ番組に出ない理由
これは、キングコングの西野が「嘘をつきたくないから、グルメ番組には出ない」と言っているのと構造は同じですね。
西野もお金の流れをしっかり意識しているので、タレントでダイレクト課金モデルを次々と拡大させるパイオニアになっています。
ローラのビジネスモデル(ビジネスモデル構造とイメージ広告戦略)
で、話をローラに戻すのですが、ローラの場合、お金の流れはスポンサーからです。
なので、一時期大きな問題になりそうでした。(実際、高須クリニックの高須院長は問題にしていましたね)
ただし、ローラのキャラクター的に許されたのか、スポンサー企業のジャンル的に問題ない企業が多かったのか、大事には至りませんでした。たとえば、DMMさんのようなカルチャーだと、逆に出演タレントの発言に目くじらを立てるほうが、企業イメージが悪くなりそうです。
つまり、ローラ発言問題は、ビジネスモデルの構造とイメージ広告戦略が複雑に絡み合ったニュースだったんじゃないかと思います。
ひとりビジネスで考えるべきビジネスモデル
このビジネスモデル構造は、ひとりビジネスをする場合でもとても重要です。
そういえば、僕も仕事である元キー局看板アナウンサーに司会を依頼しようとしたら、「ダイレクト課金型の企画なのでお受けできません」と断られたことがありました。つまり、有名なそのアナウンサーからすると、ダイレクト課金はお客様への責任を
出演者である自分が背負うことになるので、その負担は負いたくないという考えなのでしょう。
これは、さっきと逆の話です。ダイレクト課金は自由である代わりに責任もダイレクトです。逆に、スポンサー料という形なら、不自由だけど責任はあまりありません。(コインチェックのCMに出た出川のように責任がないのにめちゃくちゃ叩かれるケースもありますけどね苦笑)
さて、
●タレント
●ビジネスモデル構造
●イメージ広告
の話をしてきましたが、この記事であなたに問いかけたかったのはコレです。
あなたは、誰に対して責任を取り、その対価として、
どんな収入を得ますか?
どんな自由を得ますか?
この選択をすることは、あなたのライフスタイルに大きな影響を与えるので、じっくり考えてみてくださいね。
P.S.
普段テレビを見ない人でも、長期休暇期間中だけは見る機会もあるでしょう。意外な発見があると思うので、
そんなときこそ、マーケター目線でテレビを見てみてくださいね。
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